万里の長城で大失敗?
最近キングダムを読んでいて、中国史にハマりつつあるので、時代は多少異なるのですが、万里の長城へ行きたいと思ってました。そして調べてみると万里の長城は天津にもあるそう。
それゆえ、天津の万里の長城へ行ってまいりました。
が、ここでとんだアクシデントにあうのです。
まずは切符を買おう
天津から黄崖関長城のある薊県まではこちらのサイトによれば、7:24と9:00に出ているらしい。
僕はちょっと不安だったので、前日に天津駅の窓口へ行って時間を確認してきました。
結論から言うと2017年3月現在この時刻に変更はありません。
切符の買い方が少しややこしいのですが、自動発券機は中国の身分証が必要なので、外国人は買えないみたい。
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窓口に行って切符を買いましょう。ただしこの窓口全く英語は通じないので、頑張るしかない。それから、一応列があるんですが、気弱でいるとどんどん割り込まれるので、強い意志で「入れさせないぞ」とアピールしましょう。
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僕は、「明天我想去薊県」っていったら、時刻の画面をみせてくれたので、紙に乗りたい電車の時刻7:24って書いてなんとか買えました。パスポートと18.5元を渡して買えた切符がこちら。
さあ電車に乗ろう
当日6時20分にホテルを出て、天津駅へ向かいます。大通りに出たらタクシーが捕まるかなーと思ってたのですが、朝ゆえそもそもタクシーが少なく、捕まえるまで10分くらいかかったので要注意。
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朝の天津駅がこちら。
こちらは駅の入り口=改札みたいなものなので、入り口で職員に切符とパスポートを渡して中に入ります。荷物をX線に通したら、大きな待合室に。ここで水や食料を調達します。
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ホームに降りられるのは、電車が来てからになります。ホームの場所は2番でした。7:24の電車で、ホームに降りられたのは7:05くらい。
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ホームに降りる様子。
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電車が停まってます。
切符に書いてある座席に向かいます。最初座席指定なのに気づかなかった…
ちなみに後々中国人に聞いたところ、座席指定なのはあってないようなものらしいです。確かに俺の席誰か座ってたしな…
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中の座席は一応綺麗。
乗車率は天津と次の駅であわせて、8割くらいでしょうか?意外と混んでます。
電車が動き出すと、乗務員が甘栗を熱心に売り始めます。また新幹線のような飲食ワゴン、日用品も売っているみたい。前の席の人が歯ブラシ買ってました。
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ダンボールに紐をつけて、引っ張ったり、ダンボールを蹴って進むのがシュールです。
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このあともブルーベリーやらミルクキャンディーやらを熱心に売ります。試食とか持って来たりしてなかなか楽しい。
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最終的には革のビジネスベルトを売る。テレビ通販かっ!!
終点で降りると薊県です
9:11半分以上の人が降りる駅に着く。まさか、ここが薊県だと思って周りの人に聞きまくるか、ここはまだ宝坻 (パオティ)という街らしい。
宝坻 (パオティ)も歴史があり楽しそうなのでいつか来たいなあ…
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10:17、薊県着。ほぼ事前情報だと2時間なのにほぼ3時間じゃないか…
駅を出た瞬間にキャッチがすごい。ホテルと土産物店だろうか。少し離れたところにタクシーがいる。とりあえず独楽寺まで。
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メータータクシーではないので、交渉制だ。いいねは15元。値切れば5元くらいまでいけるのだろうけど、めんどくさいので10元で落ち着く。
独楽寺から黄崖関長城へ
独楽寺のどこに車が止まってるのかと探していたら、目の前に不自然に赤いバンが停まっていました。現在11時。ここから、行く人はあまりいないらしい。
乗り込んだら中国人に囲まれ、すぐ出発。30分強で、黄崖関長城へ着きました。
万里の長城を満喫!
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まずは駐車場。こちらからも長城の壁(?)がよく見えます。
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立派な門。
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こちらは再建らしいですが、レンガ作りでとても綺麗ですね。
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長寿園という庭園に立ち寄ると白い像があります。
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博物館もあるんだそう。
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大砲などの展示があります。
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先に進んでいくと運命の分岐点。
こういう分岐があります。右に行くと一般道をわたる形に、左に行くと山に登ります。
ここは右に行くのが正規のルートです。
が、左に進んでしまいました・・・
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右には山の頂上に建物がみえます。
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左には頂上に建物がありません。
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普通に登山している感覚。けっこう暑いです。
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途中から地面の色も変わってきます。ここが時代の差みたいです。こうなってくると、段差の幅が違ったり、高さが違ったり、けっこうしんどい。適度に休憩しつつここまで20分くらいですかね。
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展望台的なところ。結論から言うとここまで来れば、引き返してOKです。
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さらに進めますが、道幅も狭くなります。
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途中からもはや登山・・・
こうなると長城は関係ないですねw
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一時間ほどでここまで来ます。
まだ登れますが、そろそろ怖いので、このへんで・・・
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下りも綺麗です・・・
が、正しい方へ登りたかったなあと。
出口を出ると、
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おみやげ屋さんがいっぱいあります。
馬に乗って、正規ルートをいくのもよかったなあ・・・
帰りの足には本当に気をつけて!
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降りて来て気づいたのだが、帰りの足がないのです。赤いバンはたまたま来た時しかいないもの。14時にバンなんか来ないのです。みんなここへ来る人は、大型バスのツアーか、自家用車。
さて困った…タクシーも一切いないし、来る気配もない。聞いて回るも、「タクシーなんていないよ」とだけ言われます。
はて…困った…歩いて戻れる距離ではないし…
(徒歩だと6時間という絶望・・・)
これ夜までタクシー来ないで、死ぬのかなーとか思えて来た。海外で、死を意識したのはチェコのチェスキークルムロフという駅で、夜21時に所持金ゼロでさまよってた時以来だ…
困ったので、一旦心を落ち着けるためご飯を食べることにする。
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写真をみてチャーハンと牛肉の炒め物を頼んだつもりが、ミックスコーンときくらげとしいたけの炒め物でした。コーンは水飴が死ぬほどかけてあって甘くて味的には最悪。きくらげも、きのこ臭さが残り全く美味しくない。泣きっ面に蜂である。
しかたないので多少残して、帰り方をもう一度検討。
何度も聞いて回るととあるおばさんが120元でバスターミナルまで送ってやるといいます。行きが10元だからぼったくりもいいところです。が、背に腹はかえられぬ。100元払って送ってもらうことにしました(くぅぅ…)
タクシーを呼ぶだけのコミュ力・中国語力がない私が悪いのです…馬鹿は搾取されるというのが、世の摂理なのです!!(悔)
ということで、なんとか脱出…クソォ…
辛うじて天津へ帰る
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結局14時半くらいに黄崖関長街を出て、15時15分にバスターミナルへ到着。
バスターミナルから天津行きのバスは30分おきに出ていて、高速は35元、下の道を行くやつは20元らしい。こちとら時間がないので、もちろん高速で。こう考えるとあの100元高い…(未練)
15:30に出発しました、バスは意外と静か。たまに静かな声で電話している人がいるくらいで、日本と変わりません。17時20分に着いたので約2時間。電車より1時間は早いし、おすすめです。
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天津駅前のバスターミナルに着きました。
ここでタクシーを拾うとぼられるだろうなーと思いつつ、拾って乗ったら案の定メーターが壊れてると。「メーター、メーター」いったら一応動かしてくれました。
しかし途中で24元だと。まあそこは無視して降りるときに交渉すればいいか。メーターは12元+燃油1元で13元。13元ぴったりわたすも、24元だってうるさい。5元おまけしてやろう。18元払ってやるんだ。こういう時は、意味をわからないふりするのが一番。
それにしても天津のタクシーはひどい。タクシーがひどいと街が嫌いになる。ひと昔前のバンコクみたいにもともとメーターがなくて事前交渉制なら許せるんだけどなあ。今のバンコクすら、メーター使うぞ。
そんなこんなでホテルに戻って、iPhoneの充電器を調達。再び街へ繰り出すのです。
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