天一閣と寧波の海鮮を食す〜黄山・寧波4日目〜

中国

最終日は寧波を探索!

今日のテーマはゆっくりすること。

昨日3万歩歩いたせいか、トイレに行くにも筋肉痛で大変でした。

朝8時に起きて2時間ほど仕事。10時過ぎにホテルを出ます。寧海食府は11時開店らしいので、天一閣へ行き、その後寧海食府へ向かうという計画です。

朝の寧波。さすがの中国。8車線です。

天一閣は真っ赤??


天一閣のエリアについて度肝を抜かれます。なんと真っ赤なのです。どうやら春節を祝う行事らしく、ステージまで設置されエリア全体が真っ赤。

一応、天一閣のモニュメントはありました。

それにしてもあまりに真っ赤すぎて風情もへったくりもない。木の柱は古いし、いい感じなんだけど…とがっかりです。

こんなでっかいステージに

こんなモニュメントもあります。中国共産党70周年だからというのも関係あるのだろうか。


天一書局というものがあります。天一閣は、中国最古の図書館と聞いていたから、まさかこれはと足を踏み入れてみます。

展示品が半分、あと半分はただの本屋でした。

天一閣の中枢、天一博物館へ

 

あれ…天一閣はこんなもんではないはずと思い、調べてみると天一閣は今は天一博物館となっているといいます。

ここが入り口。

入ると笵氏だろうか、銅像があります。

庭園があったり、


空想動物のレリーフがあったりして、図書館なのか?という思いが湧いてきます。

東明草堂という建物。

南園入り口。これ、確か蘇州の拙政園かどこかで見たような…

本当に同じような庭園がありました。池に特殊な形をした岩。

ああ、ここは図書館ではなく庭園なのかと認識。そりゃ図書館じゃ観光スポットとしてやや弱いもんな…と納得。笵氏の住居、庭園、そして最古の図書館なのです。

笵氏が書に勤しむ像もあります。


そして天一閣。中は空洞で本など置かれてないので、ここが本当に図書館だったのかすら危ういです。とはいえ、昔の図書館はそういうものなのでしょう。

天一閣の天一といえば、天下一品…などではなく「天一生水」から来ているといいます。水をもって火を制し、書を燃やさないということです。そのため、天一閣の前には、庭園と池があります。

 

水分を含んだ風でカビないのだろうかとかいうのは忍びないのでやめておきます。ここは現代版焚書坑儒と名高い文化大革命でも破壊されずに残ったという意味で貴重らしいです。

突然の竹林。ここはやはり庭園なんだと再認識。

そして麻雀をする人々。麻雀はやはり偉大なのだな。こんな昔から形を変えずに遊び継がれてきたものがあるでしょうか。

床には牌のタイルが並び、2つのサイコロのモニュメントもある。

石浦大酒店で新鮮な魚介をいただく

外へ出てお昼に行くことにします。近くに寧海食府がないので、どうしようかと思案していると初日に惜しくも行けなかった石浦大酒店が徒歩3分の場所にあるではないか。ここはtrip adviserで魚介だと1位。つまり寧海食府より上の場所です。

案内されると魚を選んでこいと言われます。

エビがいたり

貝がいたり、

様々な魚が並ぶが、


おすすめを聞いたら「サワラとタチウオのセット」らしいので、それにしました。128元。1800円くらいだと考えるとまあまあします。きっと寧海食府の方が安いのでしょう。ただ、せっかく寧波まで来たのだ、ここでケチるのはもったいない。

あとは野菜を聞かれたので、適当に安いやつにしました。5元。安い。

まず野菜炒めが来ます。塩とにんにくで炒めたものです。当然うまい。

そして、サワラとタチウオがきました。真ん中にはイカ、サワラの間にある黄色いものは湯葉です。

醤油で煮付けにしているみたいです。

味は、たしかに美味です。しかし太刀魚の骨のとりにくさが少しずつ私の気持ちを落としていきます。そしてこれなら昨日食べた臭鱖魚のほうが美味しいのではと思ってしまいました。しかし、質は本当にいいのだと思います。石浦大酒店の名前の由来は石浦漁港なので、きっとそこから持ってきているのでしょう。

次回はエビやシャコの炒めものをチャレンジしたいと思います。

ちなみにご飯はセルフサービスでスイカも食べられます。

寧波の中心街、天一広場へ

食後は天一広場まで歩くことにしました。天一広場というからには、天一閣の隣りにあるのかと思いきや、実は20分弱歩きます。


月湖。

すぐ横に公園があり、市民の憩いの場なんだとか。

憩う人はいませんでしたが、月曜の昼間でした。まっとうな人間は働いているはず。そりゃそうだよなと納得。

謎の門もあります。なんだろう。

通りは車が多い。まさに、人口大国と言う感じです。


交差点を地下からくぐり渡ると、天一広場です。


ユニクロ、H&M、innisfree、スタバ。グローバルブランドなら何でもあります。

中心は本当に広場のようでなにもありません。


謎のモニュメントが端にありますが…

トイレ問題発生

ここで私にある問題が発生した。便意をもよおしたのだ。とりあえずスタバのあるビルのトイレに行く。そして私はトイレを前にして、あることに気づいた。

「紙がない…」

基本的に中国の公共トイレは空港を除き紙が備え付けられていることは少なく、入口で自販機として売られている。しかしある事実が判明する。

「Alipay、wechat payのみだと…」

私は焦る。格安SIMで海外ローミングを申請してなかった私はSMSが届かないがゆえ認証突破できず、alipay tour passは使用不可。昔登録したwechat payはアカウント管理が厳しくなり凍結。QRが使えないのだ。

しかも周りにコンビニなんてものはない。焦る私の脳裏にあることが、よぎる。

「スタバのナプキン…」

私はスタバに駆け込むと急いでカフェラテを頼み、ナプキンをぶんどってトイレに駆け込んだ。

九死に一生を得るとはまさにこのことだ。やっぱりスタバ、ありがとう。


トイレ戦争を終えた私は一息つきます。時刻は14時。ここから、本来であれば40分かけて阿育王寺へ行く予定でしたが、仕事が溜まっていたこともあり、もうどうでも良かったです。寧波は見たりない気がしたのでした。また来よう。

そうして私は阿育王寺を諦め仕事に取り掛かりました。2時間ほど仕事をして、4時過ぎにスタバを出ると、タクシーを探します。

しかし、通りのタクシー少ない。みんなdidiを使うのか…私はSMS認証が突破できないからDidiも使えなかったよ…南無妙法蓮華経。

最寄りの地下鉄駅まで5分程歩くことにしました。

道中Supreme teaなるものを見つけました。業務多角化…ェ。


すき家もお隣さんです。


地下鉄でトランスフォーマーとドラえもんの交通カードが売っていました。「記念に買おう!」と思いきや、QR限定。はいきた、またこのパターンよ。もういいんだ。

寧波国際空港から成田へ

空港。寧波の空港は国内線も国際線もターミナルは一つです。

春秋航空はカウンターが2つしかなく激混みです。1時間以上待って、チケットをもらったときには搭乗15分前。クレイジーです。

手荷物検査と出国手続きはすぐに終わり、急いで間に合ったと思ったら、飛行機が遅れの連絡。この便は22:55に、成田着です。遅れると終電、終バスがなくなるのです。

前回渡韓時の羽田泊が脳裏によぎる。羽田泊りはまだいい…成田泊はやめてくれ…その一心でした。

約40分遅れのフライト。思ったより早かったです。

23時15分成田着。23時45分のバスで帰りました。

 

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