インドネシアのタクシーは交渉制
外国に行くと必ず使う交通手段がタクシー。日本のように地下鉄などの交通網が発達してない国においては、タクシーを使わないとまともに移動できません。
タクシーを使うときに困るのがいくらかかるかということ。日本でも遠回りなどが問題になるように、諸外国でもタクシー料金の不透明さは槍玉に挙げられます。
韓国やタイなどは基本メータータクシーなので、ぼったくられることもないのですが、まだまだ料金事前交渉制の国も多いです。
インドネシアもそんな国の一つ。基本料金は交渉制です。
行き先をうまく伝えられない問題
タクシーに乗るときにもう一つ困るのが、行き先をうまく伝えられない問題。タクシーの運転手さんが英語堪能なんてことはほぼなく、多くの場合現地の言葉しかわかりません。
上海だと地方から来た運転手さんには北京語でも伝わらないことがあるのだとか…
料金と行き先の2つの問題を解決できるのがGrab
そんな2つの問題を解決できるアプリがGrabです。Grabとはライドシェアサービスです。この分野で最も有名なのがUberでしょう。 GrabはUberの競合でしたが、Uberの東南アジア部門を買収し、東南アジアはGrab一強状態。もはやインフラとなっています。
GrabもUberと同じく、付近を走っているGrabに登録された一般の方の車両に乗せてもらうことになります。
メリットとしては
- タクシーより安い(3割ほど安いそう)
- Grabの運転手は星で評価されており、安全性や快適さがわかる
- 行き先をあらかじめマップで指定。行き先を告げる必要がない。
- 料金が事前にわかり、カード決済も可能
ということになります。1から説明して行くと、ライドシェアサービスということもあり、タクシーより料金は安いです。
また2が秀逸で星5ドライバーは通常のドライバーより稼げたり、逆に星が低くなるとGrab運転手の資格を剥奪されたりするので、運転手はこぞって評価を上げるための努力をしています。この評価制度のおかげでインドネシアで乗ったGrabドライバーはめちゃくちゃ親切でした。
頑張って話しかけてくれたり、荷物運んでくれたりタクシーより手厚いサービスでしたし、車内も綺麗です。車両もタクシーより車高が高く、広々としていました。
3については、タクシーに乗るときに行き先を告げられるかというのが問題になりますが、Uber同様、アプリで行き先を指定します。細かい場所を指定できないのがとても残念ですが、だいたいの観光地やホテルなら出てくるので問題ないでしょう。ピンを打って決定ボタンを押せば、もう行き先登録は完了です。
4に関してもアプリで、乗車地と行き先を決めると料金が表示されます。事前にカード登録しておけば決済もそのカードで行われ、キャッシュレスで済みます。
※高速代や駐車場代は別料金です
以上のようにタクシーが抱える問題を全て解決するのがGrabです。台数も肌感タクシーより多く、主要観光地であれば、5分以内に来てくれます。
もはや、最強と言って良いでしょう。
Grabの使い方
アプリを開いて、出発地と目的地を設定します。出発地は現在地からだいたい自動で決められますが、スーパーマーケットのどの出口だとか細かく指定もできます。
行き先もほとんどの場所は指定できます。
ただこれがインドネシア語しか出てこないのが唯一のネックです。まあここはググってなんとかするしかないでしょう。
場所を指定すると金額が出てきます。これは駐車場代と高速代は含みませんが、先に金額が提示されるのでぼったくられることはありません。
Cashとなっている部分を押し、クレジットカードを登録することで、Card決済も可能です。
GrabCarPlusは星5のドライバー指定。GrabCarはどの星のドライバーが来るかわからないやつです。ちなみにGrabCarで4回乗りましたが、4回とも星5ドライバーでした。
Bikeなどは長距離には向きませんね。
以上を設定すると、呼び出し完了です。
ドライバーからはアプリでメッセージが届きます。インドネシア語で書かれているとgoogle翻訳で自動で日本語になります。
メッセージの内容は「よろしくお願いします」とか「車の車種について」、「到着しました」とかなので、適当に返すのとドライバーに見つけてもらいやすいように自分の特徴とか(スーツケースを持っています、日本人です)を英語でいいます。
車が近づくと、車の車種、運転手の名前、ナンバープレートのナンバーが表示されます。
ナンバープレートが表示されるので、間違えることもなく便利です。
インドネシアはGrabでエンジョイ!
というようにGrabはインドネシアで決して外せないアプリになりました。
タクシーのぼったくりや交渉は旅先のよくあるイライラの一つ。
ぜひダウンロードしてみては?
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