メインバザールでぼったくりにあう
9時半にチェックアウト、メインバザールを歩く。といっても商店街が並ぶだけで何があるわけでもない。
あのOYOもあった。
スマホを出していたら危ないからしまえと言われる。これがすべての始まりだった。スリランカ人のサンガと名乗る男を完全に信用した私はそのまま英語で談笑した。
チャイを奢ってもらい、すっかり気を良くしていた。
どこへ行くんだと言われ、コンノートプレイスに行きたいと伝えると私も用があるから一緒に行くと言われる。そのまま二人でオートリキシャーを借りると、謎のテキスタイル屋へ。
「お前は見るからに観光客だ。観光客だとこの先ずっとたかられるぞ。インド服を買えばインド人に見えてたかられることもない。いいインド服だから買っておけ。」という。そんなわけがない、服だけでインド人に見えるわけない。こちとらネパール人顔と呼ばれてるんじゃ、余計なお世話じゃ!!!
価格は5000ルピーだという。ありえない、高いと店から出ていくとリキシャーでコンノートプレイスへ行くという。向かうは向かったのだが、コンノートプレイスとメインバザールの分岐点あたりで降ろされる。サンガは暑いからホテルで休むらしい。
ここでオートリキシャーの代金が一人400ルピーだという。そんなバカなことがあるかと散々粘るも結局400ルピー払う羽目に。クソが……
メインバザールへ歩いて行く。バナナを売る店があったりするが、あとは普通の店だ。メインバザールの端でチャイを売る男。
1杯10ルピー、こちらはサンガに奢ってもらったものよりスパイスが効いている。
その後、通りの屋台でターリーを。スプーンもくれた、優しい。
味はそんなでもない…やや辛い水っぽいカレー、ちょっとこれじゃない感。
コンノートプレイスへ向かう。暑い、32度。ぼったくり相手と暑さにまいったのでカフェで休憩。1杯200円くらいのカフェラテだ。いやあ参った。暑い。
ここ来る前にも、やれアグラへの切符は持っているか、やれラール・キラーへの入場券を買えなど言ってくる。一度ついてツーリストインフォメーションを名乗る店についていったけど、散々しつこく行く場所やらいつまでいるのかやら聞かれたので、切符は全部持ってるから地図だけくれといったら、諦めたらしく、ちょうど地図はないと言われた。何も取られなかったが、ただ一つだけ言えることがある。
インドで話しかけてくるやつは信用するな
旅先全てで言えることだが、インドはしつこい。歩いていたら5分も併走してくる。話しかけてくるやつは全く信用ならん。
olaでフマユーン廟へ
やはり声かけてくるやつは信用ならない。
暑いしクーラーほしいし、オートリキシャーは揺れるのでolaを使って、フマユーン廟へ。14時半ニザームディーン駅発のアグラカント行きを予約しているので、そのちかくのフマユーン廟へ向かうのだ。
olaの使い方は別記事で紹介するとして、olaはとても便利だと言っておく。
途中交差点で窓を叩いて物乞いしてくるものもいるが全てスルー。
フマユーン廟は現地人なら40ルピー、外国人はカード払いで550ルピー、現金で600ルピーだ。
世界遺産モニュメントもある。
門をくぐる。
フマユーン廟だ。左右対称にドーム屋根が美しい。タージマハルにも影響を与えたというだけある。ムガル帝国第2代皇帝の墓を妃が作ったらしい。愛とは美しきものである。
本当に素晴らしい。これぞ世界遺産だ。
近くで見ても美しい。
上から見下ろすとこんな感じだ。
アーチが続くのも素晴らしい。
フマユーン廟はぜひ行くべきだ。
ニザームディーン廟は謎スポット
ニザームディーン廟へ向かう。徒歩8分とのこと。
道がカオスだ。露店、屋台、商店が所狭しと車一台分の狭い通路に並びたっているのに、車も通る。
ラッシー屋台がある。
ラッシーはうまい。このあと腹を下した…ということはないので安心してほしい。
これがニザームディーン廟。よくわからない住宅街にまみれている。
しかしどうやらニザームディーンはかなりの信仰を集めているようだ。中は狭いがかなりの人がいる。
イスラームの廟にも関わらず、シク教やヒンドゥー教徒、インドの政治家の当選祈願にも使われるらしい。
中もカオスだ。廟の中なのに、店は数多くありチャイも売られている中庭の池は進入禁止だが、子供が遊んでいる。
向かいのホテルから池に飛び込む子供もいる。
かと思えば、一番奥では何人もの信者が正座し深く祈りを捧げている。
ここまで人口密度が高くカオスな廟を私は知らない。珍百景候補ではないか。
その後ニザームディーン駅へオートリキシャーで向かう。ここでもolaの料金予測機能が役立つ。olaなら70ルピーだぜって言えば、70ルピーになるのだ。
インド鉄道でアグラへ
今度は鉄道でアグラへ向かう。
駅は思いの外立派だ。
セキュリティチェックもある。
2階からみるとそこそこ大きい。
待合室は座席別だ。奇跡的に電車は遅延していない。この列車以外はすべて遅延していたというのに。
ホーム。15両以上だろうか。長い。
3AのB1車両に乗る。
インドの列車は良い方から1A、2A、3A、SL、2ndのクラスがある。外国人枠で予約できるのは2Aからだが、僕は外国人枠を使わなかったので3Aにした。SL以下はエアコンなしで厳しい。盗難リスクも格段に高まるのでやめたほうが良い。
3A。窓側は3段シート通路側は2段だ。
昼間なので、中段は畳まれ座席になっている。アグラまで3時間なので別に問題ない。エアコンの効きはまあまあくらいでやや暑い。座席も快適ではないし、体調不良のときはおそらく厳しいだろう。
3時間半ほどでアグラカント駅だ。駅出た瞬間に囲まれる。olaなら100ルピーといって、交渉し、100ルピーで済ませた。
と思ったが、ホテルに着くとパーキングチャージやらチップやら要求してくるし、翌日4500ルピーで、ツアーやってやるといってくる。ツアーとチップを断り、パーキングチャージ50ルピーは仕方なく払う。恐らく嘘だろうが、嘘と確かめるすべが無いのだ。これだからインドは…なんて思わなくなった。もういいよ、インド。話しかけてくるやつは信用ならない。
Joey’s Hostelと夕食のJoneys place
Joey’s Hostel。受付の台帳を記入するのは客という謎システム。まあ1泊400ルピーだからな。
客室は昨日より清潔だ。ネットがややつながりにくいが、許容レベル。
屋上からのタージマハルは素晴らしい。
まだ17時くらいなので街を散策する。タージマハルが休みの金曜日なので多くの店が閉じている。
牛もいた。
タージマハル南門、しっかりしまっていた。子供がクリケットをやっている。インドっぽい。
Visualのスペルミスだろうか。
八百屋もあれば
サモサ屋もある。とても庶民的だ。
ホテルでゴロゴロし、再び街へ。宿のオーナーおすすめのJoney’s placeというれすとらんへ。ちなみに某事務所とは関係ないし、タッキーはいない。
バナナラッシー、天才的な旨さだ。濃厚でドロッとしたバナナにヨーグルトの酸味が心地よい。青いライトが飯を不味く移すのが残念だが、ここのラッシーは人生ベストラッシーだ。
続いてメインディッシュ。
チーズナン、コロッケinバターカレー、マンゴージュース。店員はごく僅かだが日本語が話せるらしく「めちゃ美味い」と薦めてきた。もちろんのった。
そして、めちゃ美味かった。辛すぎず甘すぎない適度なマイルドさのバターカレーとホクホクのコロッケが抜群である。人生ベストカレーとはいかないかもしれないが5本の指には入るだろう。マンゴージュースも濃厚で冷えていて美味い。
ここでもブルーライトが食べ物の赤味を増すのが残念。うまく撮れない。
これで310ルピー、言うことはない。アグラのタージマハルからもほど近い。ここは本当に美味い。保証する。
こうして2日目は終了。明日、朝5時半のタージマハルに備えて寝よう。
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