朝、寧波から黄山北駅へ
朝7時5分発の上海虹橋行きに乗るために6時半に宿を出ます。宿から寧波駅までは徒歩10分程。
今日の切符はこの2枚です。
朝の寧波駅。ホームが本当にたくさんあるんだなと改めて認識。日本にこんな場所あるだろうか。
むかいの寧波の街並みを見るとまだ開発中のところも多く、この開発途上感が中国だなと認識させられる。
朝ではあるが、駅はやはり人が多いなあ。
改札が始まって4Bから中に入ります。
外観も中も日本の新幹線顔負けの綺麗さに驚かされます。
内装も綺麗です。
こういうのは現地に行って乗ってみないと体感できない。「日本はすごい」思想に取り込まれている人はこういうのを知っているんだろうか。
8時10分に杭州東駅着。約2年ぶり。お久しぶりです感があります。
とりあえず朝食を探しに行きます。
ファミマを発見したが、温かいものが食べたいよね。
ということで、ケンタッキーへ。
注文は外の機械でするのだが、この機械フルキャッシュレス。QRコードで支払うシステムです。格安SIMで海外ローミングに申し込んでない私はSMSが届かず、alipay tour passが使えない。wechat payの口座はまさかの凍結。現金とカードしか持たない私は店に入れないという手痛い仕打ちをうけました。南無阿弥陀仏。
隣の中華料理に入ります。排骨飯頼むと「ない」、「焼豚丼」頼むと「米がない」と。朝9時だぞふざけんな、という怒りは抑えつつ刀削面に。まあ美味しいのでは。セットのレモンティーも美味。
8時40分すぎに杭州東駅の構内へ。やはり一大拠点駅であり混んでます。
検札を終えると乗り換え先の新幹線が姿を表します。先程よりやや古い外観ですが、許容ですかね。
中も日本の古い新幹線くらいです。
10:52に黄山北駅着。規模は大きいですが、これと言って何かがある駅ではないです。
黄山北駅から黄山南大門へ
黄山北駅を出て、右に向かうとバスのりばがあります。500mくらい歩きますかね…
11時12分くらいにつくと、11時20分発のバスが出るから急げと言われ。きっぷを買って乗ります。
バスターミナルになっていて、ここからいろいろな方面へバスが出るようです。
ど田舎の道を1時間ほど走って、12時過ぎに黄山風景区遊客集散(Tourist transport)というところにつきます。
時刻表も貼っておきます。
事前調べだと南大門で乗り換えだったのですが、ここで間違って降りてしまった私は焦ります。
そもそもロープウェイの出ている雲谷寺へいけるのかというのと、手持ちの金が心もとなさすぎるという2つの問題があります。
あとからわかったことですが、お土産屋さんやガソリンスタンド銀行が立ち並ぶ、黄山麓の街だそうです。
まずは1つ目の問題。ここから雲谷寺のロープウェイに行けるのか。チケット売り場へ行くと、ロープウェイはやってないという。慈光閣のロープウェイはやってるからそっちから登れといいます。
これはわからんので一旦、現金を下ろすためにATM探し。わかりやすいところに銀行があったので、行くとVISA不可。
街の人に聞きまくると街のハズレにATMがあるというので、 そこまで歩きます。歩くこと30分近く、道の分岐点に中国建設銀行のATMが…ありがとう。30分の道、ATMが本当にあるのかどうかもわからず辛かった…神よ、ありがとう。
ここまで来たら南大門のほうが違いので歩いて向かいます。途中の店で簡易アイゼンと手袋買います。
登ってわかったことですが手袋は必須。ないとだめです。
はたまた途中の店でボッタクリの婆さんに黄山は明日登れ、今日は麓に一泊しろ、ホテル紹介してやると言われるが、強い心で断る。しつこくしても強い心で断るんだ。
そこから歩いて15分で南大門へつきます。ここは地元の人が車からバスへ乗り換えるスポットのようです。南大門には店などはなにもないです。
結果的に登山前にお金と手袋を調達できたので、黄山南大門でなくTourist transportで降りたのは正解だったかもしれません。
南大門から慈光閣へ
時刻は14時過ぎ。南大門で雲谷寺ロープウェイについて聞いてみると、メンテナンスで泊まってるので慈光閣へ行けという。
当初の予定は崩れましたが、ここから慈光閣へ向かいます。
慈光閣のバス降り場。チケットオフィスがあるので買います。冬なので入山料が150元、ロープウェイが75元。冬以外は入山料190元、ロープウェイ95元です。
ちなみにここからの時刻表。
日本と同じロープウェイですね。
標高が上がると雲の中に入り先が見えなくなります。
黄山の登頂ルート
登山の前位にルートを示しておきましょう。
まずは慈光閣からロープウェイで上まで登ります。そこから一旦、迎客松へ一旦下り、蓮花峰売店まで登ります。
百段階段を下り、その後鳌鱼峰を登ります。
そして、白雲賓館へ下り、光明頂へ日の入りを見て、再び白雲賓館に泊まります。
迎客松を見に行くも…
ロープウェイを降りて、迎客松を見に行きます。500mくらいだそう。ロープウェイ降り場からは下りになります。ご覧の通り霧?雲で視界は良くないです。荷物を運ぶ人。こういう人のおかげで山頂の山小屋や売店が成り立ちます。黄山のシンボル、迎客松。補強中?
ちょっとがっかりです。売店にソーセージが売ってました。3本で10元。安い。味はそんなですが、お昼食べてないので助かります。
迎客松から鳌鱼峰へ
再び登っていきます。蓮花峰売店。下から上がってくると一番最初の売店です。オレオが売ってて助かりました。クッキーやアメなどのカロリー系はここで買えます。百歩雲梯(百段階段)。行きは下りでしたが、結構ハードそうです。
鳌鱼峰で雲海を見る
鳌鱼峰(読み方不明)に登る途中に雲をぬけました。
きれいな雲海が見えました。
黄山は年間の2/3が雨や曇りといいます。
来る途中の婆さんに明日行けと言われたりもして心が折れそうにもなりました。
しかし、これをみて「来てよかった・・・」と本当に思いました。
鳌鱼峰です。中国の山という感じがしますね。
さすが黄山の奇岩です。
ここからみる雲海もとてもきれいです。
白雲賓館にチェックイン
頂上から20分ほど下ると、白雲賓館です。
とてもきれいで、山小屋ではなく普通の山です。
A館・B館とあり、B館はA館から100mちょっと離れています。A館からB館へ山を下る感じなので、B館からA館に戻るときがちょっと大変です。
ドミトリールームです。2段ベッド3台で6人部屋です。1泊2,993円という格安でした。
光明頂でサンセットをみる
サンセットをみに、光明頂に登ります。
この気象管理所があるのが光明頂山頂です。
看板もあります。
サンセットの様子。100人以上が山頂から日の入りを写真に撮っています。
日の入りもそうですが、雲海とそこから顔を出す山々も美しいです。
マジックアワー。サンセットも良いですが、こっちも美しいですよね。
日が暮れると一気に寒くなります。道沿いにライトもありますが、少し光量が足りないのでヘッドライトがあると安心。
白雲賓館で就寝
白雲賓館へ戻ってきました。夕飯を食べて、さっと寝ましょう。
ちょっと狭目の食堂です。
山頂なのにバイキングというのがすごいですよね。食材を麓から持ってきていると考えると、贅沢すぎる気もします。
おかゆもあります。
薄味の素麺と焼き豆腐のライブキッチンがあります。
エビ・白身魚の炒めもの・カレー炒め・海鮮の辛煮・ちまき・肉団子・薄スープ。
味はそんなでもないですが、山頂なので贅沢は言えません。
麺と焼き豆腐。麺はほぼお湯なのではないかという薄味。焼き豆腐は豆腐をオリーブオイルで焼いて唐辛子をかけただけ。
本当に薄味です。
デザートです。
食後はやることもないので、明日に備え、20時過ぎに就寝しました。
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