聖地での沐浴
朝4時半。起きる。準備を整えてガートとへ向かう。
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もう日は上り始めていた。
宿に居合わせた人とボートツアー。3人で500ルピー。安い。
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かの有名な久美子の家もある。
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沐浴している人。
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ボートを漕いでくれるおっさん。気温は28度。川の上は風もあって気持ち良い。
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ヨガをしている。
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なかなか素晴らしいものだ。のんびり雄大な1時間のボート旅だった。
ガートを降り、火葬場のあるガートへ行かないかと言われ、一緒に向かう。歩いて10分くらいだろうか。朝7時前にも関わらず、1件の葬式が行われていた。
遺族らしき人が泣いている。布が赤いので女性だろうか。バラモンかどうかはからないが、一人の聖職者と思われる男性と遺族7、8人が輪になり亡骸の周りをくるくるまわる。亡骸には上下左右に薪が積まれており数周すると聖職者がわらの束のようなものを介して火をつける。
船のおっさんが、ここでの火葬は1ボディ450ルピーと言っていた。上流のガートは新しいので1000ルピー。こんな聖地で燃やされるのはごく限られた人なのだろう、きっと。ほかのひとはどのように死んでいくのだろうかなどと考えながらそこから去る。
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メインガートにきた。ここがホテルに近く、沐浴している人ももっとも多い。ここで沐浴をしようと私たちは決めた。私は「この世界で死ぬまでにしたいこと2000」という本をひとつでも多く埋めるべくたびをしているし、ガンジス川といえばバタフライである。入らないと後悔するのは間違いない。この町の暑さやカオスさに辟易しており、この機会を逃せば私は二度と来ないだろう。腹痛など知ったことではない。私たちは交代でガンジス川に入る。川は岸辺から階段でくだるようになっており、川のなかも階段が続いている。水は濁り底は見えない。足を踏み入れたが刹那、私はすっころんでしまった。川底の苔に足をとられたのだ。一気に全身が水に浸かる。川底のは苔が生い茂り、立っているのが難しいほどヌメヌメしている。水はきれいではないが、匂いはしない。階段は5段ほど下ると足が着かなくなるほどで以外と深い。朝7時台だというのに30度を越える熱波の中、ひんやりしていて気持ちいい。意を決して三度潜る。それがないわしらしい。ミッション達成。ずっといられるような水温だが、ミッションは達成したのだ。あとは早く出るに限る。
すぐに河からでると買ったペットボトルの水で眼や鼻、耳など粘膜を入念に洗い、3分ほどの道のりを急いでホテルへ戻った。戻る道中自分の体から異臭がしたがそれも思い出である。ホテルのシャワーで全身を入念に洗った。
最初で最後であろう沐浴。もう後悔はない。バラナシにきたら絶対にやるべきだ。
バラナシの朝食とラッシー
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その後ホテルで休み、朝御飯を食べに昨日のスパイシーバイツへ。ここはホテルから10秒でなかなかの味だ。
インド朝食セット。チャパティ2枚とチャイ、ヨーグルトのみ。125ルピー。カレーがないのは意外だが、ヨーグルトとチャパティも意外と行ける。カナダ人の男性の旅行相談にのる。アグラに行きたいらしい。今夜の便はとれるかとのこと。私もixigoやcleartripで調べたが難しい。アグラとバラナシは黄金ルートのわりに本数が少ないのだ。彼に旅行代理店にいくよう伝え、宿にもどる。
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少し休むと11時だ。宿を出て、ババラッシーヘ。ここは本当に美味しい。韓国のきれいな女性とご一緒する。彼女はひとつきほどバックパッカーするらしい。42歳らしいがチェ・ジウのようにきれいだ。
さらばバラナシ
さて次だ。今日は多少仕事をしなければならないのだが、どうもバラナシで仕事をするのは気が引ける。いくつかのボナカフェなどいくつかのカフェをみたが、外と壁などでしきられていないため中の様子が丸見え、こんな場所でPCをひろげるのはどう考えても不自然だし、自分が金持っているというようで気が引ける。
私は郊外のショッピングモールにいくことにした。インドネシアも郊外のショッピングモールにだけは立派だったのだ。Cafe Coffee dayというインドで唯一といっても過言ではない欧米式カフェもそこにならある。
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JHVモールのカフェで休憩
中心街でお土産を数点買うと私はJHVモールというショッピングモールへ向かった。
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これがJHVモールだ。インドネシアにあったイオンモールを想像していったら少し違った。
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規模は小さいし、中の電気は消えている。
cafe coffee day、オープン席だ。違う、こういうのではない、求めていたのは外との間に壁があり、ドアがあるカフェなのだ。
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3階(日本で言う4階)にDe cafeというカフェがあるらしいので向かう。
求めていたカフェだ。ここなら外の目を気にせず作業ができる。結局ここで昼含め全て済ませた。3時間半ほどいただろうか。しきりに注文を求められたため、ドリンク3杯にサンドイッチで650ルピーだ。かなり高い。まあエアコン聞いていたしwifi速いし(たまに停電するが)、作業環境としては申し分ないので仕方ない。
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サンドイッチがかなり辛かった。
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マンゴーフラッペ。マックシェイクのように甘ったるい。
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アイスカフェモカ。ややビターでうまい。
レモンティーは甘い。
バラナシでしっかりした作業環境がほしいなら、来てみても悪くない。そもそもバラナシは作業に向かないが…
その後ムガールサライ駅へ向かう。郊外ということもありolaがなかなか捕まらなかったが、5-6回試したら捕まった。650ルピーなのでやや高い。しかし車で45分の距離。あの非快適なオートリキシャーだと1時間は絶対かかるし、あの揺れに耐えるのがつらい。ここはエアコンの効いたタクシーに限る。タクシーでムガールサライに向かう。
夜行列車でデリーへ
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ムガールサライ駅。水とクッキーを買って電車マハボディエクスプレスに乗り込む。約40分遅れだ。
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今日は3A。こころなしか前の電車より座席がふかふかだ。カーテンがないのがきつい。そしてサイドアッパーなのでコンセントもない。通路側サイドの席は二段なので3段のコンパートメントより快適だが、コンセントがないのは痛い。
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チャイを買う。15ルピー。ガラムマサラだろうか、香辛料強めだ。
サモサを2度ほど売りに来た。次来たら買おうと思ったが、もう来なかった。
本を読んでいたらあっと言う間に寝てしまった。
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