Q1. シェムリアップ観光には何日必要?
極論丸一日、余裕を持っても丸2日あれば十分。
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シェムリアップの主要な遺跡群を巡るのには大ルートと小ルートがあって、トゥクトゥクのツアーに申し込むとそれぞれ5つ程度の遺跡を巡ってくれる。この各ルートは半日想定、4-5時間あれば十分。
朝6時のアンコールワット鑑賞から始まって午前中は小ルート。午後は大ルートやバンテアンスレイやベンメリアにいけばある程度満足できるはず。
バンテアンスレイとベンメリアの両方に行きたい、トンレサップ湖へ行きたい、ロリュオス遺跡群にも行きたいなどの希望があれば2日は必要。
またアンコールワットのサンライズはぜひ見るべきものだが、1日だと天候が良いとも限らないので余裕を持って2日見ておきたい。
Q2. 小ルートと大ルートは両方回るべき?
結論、小ルートだけでも良い。
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個人的な意見になるが小ルートで通る寺院も大ルートで通る寺院も同じような時代背景で作られているので似たような寺院が多い。
よっぽどの歴史好き、遺跡好きでない限り、5個も遺跡を見ればお腹いっぱいになるはず。
まずは小ルートで、アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームの三大遺跡を制覇。アンコールワットは2時間、他の遺跡は1時間程度かかるのでこれだけでもそこそこお腹いっぱいになるはず。
さらにタ・ケウやバンテアンクディなどの遺跡を見ればもう満腹です。
ちなみにタ・プロームやタ・ケウなどもかなり広く、それこそ日本で言うなら興福寺とか法隆寺のような広さがあるので、1つ見て回るのにもそれなりの体力が必要です。
私は小ルート+バンテアンスレイ+バンテアンスレイ付近の大ルートの遺跡2つ(イーストメボン、プレループ)に行きましたが、最後の2つは必要だったか言うと微妙ですね。
Q3. 遺跡を回る最適な交通手段は?
結論、トゥクトゥクのレンタルが一般的
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トゥクトゥクのレンタルツアーになると自分の好きなタイミングでカフェに入って休憩したりできないので微妙だなーと思ってましたが、市中心部オールドマーケットから遺跡まではトゥクトゥクで20分強。遺跡周辺にカフェとかがあるわけではないので、実質的に休憩不可です(ローカルのお店はありますけど、冷房も効いてないのでゆっくりする向きではないです)。
なので、途中途中での休憩を諦め、トゥクトゥクのチャーターがおすすめ。
Grabのトゥクトゥクとトータル値段そこまで変わらないですし、そもそもGrab捕まりにくいし、遺跡に行くとき、遺跡から帰るとき毎度Grab呼ぶの面倒です。
Q4. 世界遺産のプレアヴィヒア、コーケー、ベンメリアを同日に回ることはできる?
結論、乾季ではかなり難しいのではないか
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私が行った1月は日が短いこともあり、いくつかのツアー会社を回ったがプレアヴィヒア、コーケー、ベンメリアの3つに行くツアーはなく、どこの会社でも2つのみのツアーを紹介された。
オンラインでGet Your Guideのツアーにも申し込んだが、開催不能ということで開催前日にキャンセル通知が来た。
実際、プレアヴィヒアとコーケーにいくツアーは7時に出発して、帰ってくるのは19時。とてもではないがベンメリアに行く時間はなさそうだった。
日の長い夏場であれば3ついくことも可能かもしれないが、雨季なのでスコールの心配がある
Q5. プレアヴィヒアとコーケーは行くべき?
結論、シェムリアップに3日以上滞在するなら行くのも選択肢。ただしマストではない。
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プレアヴィヒアもコーケーも世界遺産だし、シェムリアップから行ってみようという方も多いだろう。特にプレアヴィヒアは天空の寺院と言われ絶景が見られることで知られている。一方で、片道3.5時間かかることもあり、アクセスはお世辞にも良くない。行くべきかどうか私も大いに悩んだ。
結論としては、丸3日以上いるなら、行ってもよい。なぜならばシェムリアップ周辺でやることがなくなるから。消極的理由で恐縮だが、そんな理由でお勧めしたい。
プレアヴィヒアはたしかに絶景だが、寺院自体に特別すごいものはないし、コーケーもたしかにピラミッドは立派ではあるがタ・プロームやタ・ケウなどを見ていると似ている面も多く、感動も薄れてしまう。往復7時間もかけて観光する価値があるかというと微妙な所。積極的におすすめしない理由はここにある。
しかし、何事も経験。プレアヴィヒアは国境紛争があった場所でピリッとした独特の雰囲気も感じられるし新鮮な面もある。もし日程に余裕があれば行ってみたい。
Q6. トンレサップ湖は行った方が良い?
結論、4人以上の団体であれば行ってもよいが、3人以下だと割高感が否めない
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トンレサップ湖のボートの値段は1時間ちょっとで一艘40ドル。6000円もする。8人くらい乗れるので、みんなで割れば安いと思うかもしれないが、個人で行った者同士で乗り合いみたいなのはやっていない。
湖の手前にあるチェックポイントで一艘分のチケットを買わされる。もし一人で行ったなら40ドル、二人で行ったならそれぞれ20ドル出し合って一艘借りることになる。
もし割り勘にしたければ、チケットチェックポイントで周りにいる人に声をかけ「一緒に船借りませんか?」とでも言うことは可能だと思うが、そんなことをやっている人は見かけなかった。乗り合いokという人が出るまでドライバーを持たせるわけにもいかない。
実際、ほとんどの船は定員8に対し、2-3人で乗っているケースがほとんど。たまに1人で乗っている人もいた。
たしかに高床式の水上住居は素晴らしいかもしれないが、1時間ちょっとの行程に40ドル、6000円払うのは馬鹿げている。2人でいって3000円だとしても高い。4人で行って1人頭1500円くらいになればコストパフォーマンスが見合う気がする。
ちなみにこのツアー、途中で2人乗りの手漕ぎボートに乗り換えてマングローブ林を探索するのだが、これも一艘10ドル、1500円する。追加料金もかかるのだ。
加えてその船は商売船に横付けされ、無理やり何か買わないといけない雰囲気を作られ、「漕ぎ手の彼女は子供が産まれたんだ」とか言われてチップまで要求される。私はココナッツジュースを2ドルで買い(相場は1ドル)、チップは頑なに拒んだが。
このように個人で行くとかなり数時間の滞在に対して数千円か7000-8000円の費用がかかる、かなり高額なツアーになる。
どうしても行きたい場合、ホテルのフロントやツアー会社でShared tour、乗合ツアーに申し込むことをおすすめする。
Q7. では、行っておくべき場所は?
- いわゆる小ルート(アンコールワット、アンコールトム、タ・プローム)
- バンテアンスレイ
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シェムリアップに来たからにはアンコールワット、アンコールトム(バイヨン寺院)、タ・プロームは必見。
個人的な見解になってしまうが、加えてバンテアンスレイはシェムリアップ周辺の遺跡群と少し毛色が違い赤土がベースの赤い寺院、かつ東洋のモナリザとも称されるレリーフが繊細で美しいので見てみるのも良いかもしれない。
もしもう一つ挙げるとしたらベンメリア。ベンメリアも時代背景が違うのと、ここまで崩壊しながら自然と一体になっているのもなかなか面白い。タ・プロームと似ているところもあるのでマストではないが時間が許せば行ってみても良いかもしれない。
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