鎌倉殿の13人
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。新撰組、真田丸に続く三谷幸喜作大河ということで、新撰組ファン、真田丸ファンの私としては大いに期待しておりました。
そして、期待通り面白かったので、これは聖地を巡礼しなければというオタク志向が働き、聖地を巡ってまいりました。
鎌倉の中心「鶴岡八幡宮」参拝
まずは12時半に鎌倉駅。
まだ4日ということもあり、小町通りは混んでますね。
段葛。車道より少し高くなっているのが面白いですね。
鶴岡八幡宮入ってすぐの右手にある、旗上弁財天です。頼朝挙兵のときに政子が造営したと言われています。
本堂の裏手には政子岩。縁結びや小授効果があると言われています。
本堂の階段前のところで何かの式をやっていますね。これは何なのでしょうか。
鶴岡八幡宮本堂はロープによって人が殺到しないように入場に制限がかかっています。
実朝暗殺の階段。公暁が隠れていたという大銀杏はもうなくなってしまいましたが、そのDNAをついだ木が生えています。ちなみに暗殺があった800年前はこの木は大銀杏というほどのサイズではなく、人は隠れられないとも聞きました。
鶴岡八幡宮本宮。鎌倉文化の起点であり、鎌倉の守り神でもあります。
特別宝物殿は、源平合戦の絵などがありなかなか面白かったです。200円ならお得!
頼朝と実朝が祀られる「白旗神社」
鶴岡八幡宮の東側の敷地を出てすぐのところにある白旗神社。頼朝と実朝を祀った神社ということなので、これは行かない手はないですね。
本堂にも御祭神、頼朝・実朝の名前があります。頼家は伊豆で殺されてしまったのでないのでしょうか。
畠山次郎・三浦義村の屋敷跡
畠山の屋敷跡は八幡宮出てすぐのところにあります。
「戦など誰がしたいと思うか!」と叫びながら散っていった次郎。中川大志名演でしたね。
大蔵幕府跡と八幡宮の間に位置する三浦屋敷跡。立地もよくさすが北条に次ぐ御家人です。山本耕史は真田丸の治部様もよかったですが、今回の三浦義村も素晴らしかったですね。
頼朝と義時の墓地へ
頼朝と義時の墓地へ向かいます。まずは頼朝の墓地。鶴岡八幡宮の南東、徒歩5分くらいの「白旗神社」にあります。こちらは先程の白旗神社と同じ名前ですが、場所は別です。
法華堂跡と書かれた石碑の横の階段を登ると頼朝の墓が見えます。
武家政権の初代将軍とは思えないほどのシンプルなお墓です。
法華堂跡の標識はありますが、本当のに将軍だったのかと想うほど。
近くに石碑があり、北条義時の墓とも書いてありますが、実際は階段を下って50mほど東にあります。
東に行ったところに法華堂跡。杭だけ残っていて実際に法華堂はありません。
法華堂横の階段を登っていくと大江広元の墓があります。
法華堂脇には宝治合戦で自害した三浦泰村の洞もありました。三浦泰村、弟の光村が反北条ゆえ最後まで和睦を望んていたのに悲しい末路でした。
鎌倉から厚い信仰を受けた荏柄天神社
北条義時が建てた薬師堂(覚園寺)へ向かいます。
向かう途中にある荏柄天神社。菅原道真を祭り、鎌倉の鬼門にあるため幕府からも厚い信仰を受けたそうです。
鎌倉宮。明治天皇が護良親王を祀って建てた神社です。護良親王といえば中先代の乱で殺されてしまいましたからね。天皇家の皇子として殺害されるのはなかなか珍しいことです。
北条義時ゆかりの「覚園寺薬師堂」
荏柄天神社から10分ほど、鶴岡八幡宮から20分ほどのところに覚園寺があります。ここは鎌倉の中心から外れているため、車通りも少なくほとんど人もいません。天園ハイキングコースの入り口も近くにありますね。
覚園寺。北条義時が薬師如来信仰のための薬師堂をたてたことが最初と言われています。
境内は国の史跡です。
本堂も趣があります。
本堂の奥に薬師堂があるのですが、ここは撮影禁止でした。なのでインスタグラムより引用。
本来なら入山料として500円かかりますが、お正月は無料。
ここの茅葺屋根は趣があるし、庭園も素晴らしいし、この旅で一番良かったです。
ファンは必見「大河ドラマ館」
さて15時半から予約していた「大河ドラマ館」を見に、鶴岡八幡宮へ戻ります。予約制です。
入口のポスター。ビジュアルがカラフルなのに黒ベースで引き締まっていて素敵です。
北条家の皆さん。
ここで記念撮影することで鎌倉殿になれます。
義時の着物。
畠山重忠と北条実朝の衣装。
1,000円の価値があるかどうかは難しいところですが、来てよかったなとは思いました。
北条屋敷跡にたたずむ「宝戒寺」と実朝ゆかりの「寿福寺」
北条屋敷跡にある宝戒寺。鶴岡八幡宮の入り口から数百メートルのいいところにあります。16時で閉門だったのでさっと見て終わりでした。
ここから10分くらい、踏切の反対側に寿福寺。中門までしか見られません。
実朝が何度も訪れたという寺院。奥まった静かなところにあって風雅です。
そろそろ日が暮れるので、カフェで一服して帰宅。なかなか楽しい旅でした。
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