中国はLINEやGoogle、Yahooが使えない?
中国では”ググれ”ない
中国(香港やマカオ、台湾を除く)は、体制批判などにつながる等の理由で、金盾という情報検閲システムによりインターネットで閲覧できるサイトに規制をかけています。
たとえば以下のようなサイト、アプリは中国では見ることができません。
- LINE
- Youtube
- (2018年追記)Yahoo!の検索機能も使えなくなりました
特にGoogleが見られないということは、Yahoo検索を使うしかない・・・やほーの検索エンジンはクソすぎて残念ながらいいものでてこないよ・・・
観光でもビジネスでもGoogleが使えないのはけっこうな痛手なのです。
メールも地図も翻訳も不可
まあ検索に関してはやほーがあるからまだいいとして、(追記)検索が全く使い物にならなくなりました)中国ではGoogle関連のアプリも使えません。Googleマップも使えなければ、Google翻訳もGmailも使えません。
ビジネス上の理由でGmailを使う人も多いでしょうし、これは本当に困ります。
そして、地図や翻訳も使えないというのはわりと生死に関わります。。もし中国が英語が通じるような場所であればよいのですが、ほとんどにおいて英語は通じない国なのです。もしあなたが中国語がペラペラでない限り、Googleマップがなければホテルを出てから戻ってこれないかもしれませんし、レストランにいっても何も注文できないかもしれないのです。
それは困るってことで、今回は僕が中国で金盾を回避し、日本と同じようにGoogleで場所を調べ、LINEで連絡を普通にとった方法をご紹介します。
長期ならVPNもあり?
VPNとはバーチャルプライベートネットワークの略称。中国のパソコン等から、一度日本やアメリカなど規制がかかっていない国のサーバーにアクセスし、そこを経由してGoogleやLINEなどにつなぐ仕組みです。
一旦規制のかかっていないサーバーにアクセスし、そこから規制のかかっているサイトに飛ぶという仕組みですね。
このVPN、当然ながらメリットとデメリットがあります。
メリット
- 長期滞在なら安い
- 接続が速い
デメリット
- ひと月以上使うことが前提なので、旅行には不向き
- 設定が面倒
- 雲行きが怪しく、今後どうなるかわからない
特に最後の今後が未定というのは2017年の1月に中国政府がVPNを厳しくすると表明したから。
短期ならSIMカード一択?
上述のように2週間以内の短期旅行ならVPNはおすすめしません。短期ならSIMカード一択です。
ただ、中国のSIMカードは中国と同じ規制がかかっており、普通に買ってもGoogleやLINEにアクセスできません。そこで裏技として香港・マカオのSIMカードを使うのです!
香港・マカオは特別行政区として中国でありながらも内政面では自治領とほぼ同等の権限を与えられたもの。中国とは法律が異なるため、前述した規制がなく、GoogleやLINEにアクセスできます。それでいて、一応中国ということでキャリアは中国本土でも対応しているのです。
つまり中国本土からGoogleやLINEを普通に使えるのです。俗にいう、壁越えSIMというやつです。
壁越えSIMは日本から購入可
「マカオや香港に行かないと壁越えSIMは買えないのでは?」と思う方もいるはず。しかし良い時代になったもので、Amazonや楽天で、壁越えSIMの輸入販売をしている業者もあるのです。
その商品がこちら。
このカードをSIMから外して、スマホの横のSIMホルダーを開けて、交換する。
そしてこれに従ってアクティベートすれば、もう完了です!
ちなみに僕は自動でできなかったので、手動でやりました…
このやり方で4日間、問題なくハルビンで使えました!もちろんLINEもGoogleも。
値段的にもかなり安いですし、何より手軽なので壁越えSIMはかなりオススメです!
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